THREE-PEAT:THE OFFICIAL 1993 NBA CHAMPIONSHIP VIDEO
1992年はバルセロナ・オリンピックの年であり、NBAのメンバーが”ドリームチーム”を組み、金メダルをアメリカに持ち帰った誇り高き年だった。
圧倒的な強さと大差でバスケットボールの面白さと、競技そのものが持つカロリーの高さを世界中に広めたプレイヤーたちは、いやが上にも注目され、そんな熱狂的なムードを92-93シーズンにも持ち込んでいった。
シカゴはマイケル・ジョーダンとスコッティー・ピペンのゴールデンコンビで3連覇を狙い、また前シーズンの準決勝に3-4で敗れたものの、パット・ライリーという名将を得たニューヨークもユーイングを中心にベテランでかためた布陣でチャンピオンを狙っていた。
フェニックスは3対1のビッグトレードでチャールズ・バークリーという強烈なリーダーを獲得、そしてさらにプレイオフに強いダニー・エインジをポートランドから得て優勝の地固めをしはじめた。
そんな面からみても91-92シーズンは”ドリームチーム”がNBAを動かしていったとみて間違いはない。
レギュラーシーズンはニューヨークのディフェンスのすばらしさとフェニックスのチームのバランスのよさが印象的だった。その証しはニューヨークの60勝22敗、フェニックスの62勝20敗という圧倒的な星にあらわれている。
しかし、プレイオフは違った。
3-1、4-1とインディアナ、シャーロットを破って勝ち上がったニューヨークと、3-0、4-0でアトランタ、クリーブランドに完勝したシカゴがカンファレンス決勝で対戦したが、プレイオフの戦い方を知っているシカゴが4-2でニューヨークを突き離した。シカゴのキャリア勝ちというところだろう。
一方、フェニックスは1回戦でレイカーズに2戦先勝されてからの逆転、サンアントニオには4-2で勝ったもののシアトルに4-3と辛勝。本当に苦労に苦労を重ねて勝ち上がってきたのだった。
ファイナルは4-2でシカゴが勝ち「3連覇」を果たしたが決してスムーズに勝てたわけではない。ゲーム3、5をみてもわかる通りどちらが勝ってもおかしくない程のすざましい試合ばかりだった。
やはり勝負を決めたのはマイケルだった。神がかり的なプレイぶりは大向うもうならせていた。彼は自分にプレッシャーをかけてかきたててゆくタイプである。今シーズンは7年連続得点王とチームの3連覇がその役割を果たしていた。
27年ぶりの3連覇、新しい歴史が作られたのである。